
2008年12月19日
説明責任
本日12月18日の沖縄タイムス朝刊で目がとまった記事があった。
論壇
向陽高 進歩した中国語 聴衆から歓声どよめき
今年も十三日に、京都外国語大学で開かれた「全国高校生中国語スピーチコンテスト」の会場に足を運んだ。
私は数年前から中国語を習っていることや、たまたま旅行先で知り合った同大学中国語関係教授の学生たちの研究発表会を時々聞きに行くようになって、この大学とのご縁ができた。それがきっかけでこのコンテストを知り、三年前から毎年会場に足を運んでいる。
昨年までの大会で私が注目したのは、沖縄・向陽高校生の見事なスピーチぶりだった。聞くところによると、同校は沖縄県で唯一の中国語コースを持つ高校とのこと。毎年、この大会で優勝者を出していて、今年も昨年優勝した生徒と準優勝の生徒が出場すると聞き、一年間でどれだけ成長したかを楽しみに、期待して出かけた。
後半に近い順番で続いて登場した二生徒は、私の期待を越える進歩ぶりで、聴衆を魅了し、スピーチが終わると会場からは「オー!」という歓声とどよめきがわき上がった。私はその時、二人はどちらが優勝してもおかしくないと確信した。
全員のスピーチが終わって、休憩時間になると、二人は各学校の引率者や聴衆らに囲まれ、記念写真に収まる人気ぶり。
ところが、審査の結果はまさかの五位と六位。これには会場のあちこちからため息がもれ、私もこの結果に驚くやら落胆するやらでしばらく頭の中は真っ白。冷静に考えてみても、昨年より格段に成長している生徒を実力どおりに評価しなかったのは、何かの意図があるのではないか、と推測せざるをえない。
審査講評で初級には多くの時間を割いたが、その上の中級の講評は「みなさ上手でした」で済ましたのも合点がいかない。もっと専門的な指摘などあってしかるべきだと思ったのは私だけではあるまい。
審査基準が分かりにくいことも問題で、指導者もこれでは戸惑うばかりではないだろうか。もし、今年から審査基準が大幅に変わったのならば、前もって各高校に知らせるべきだろう。
一外国語大学の主催行事とはいえ「全国」と銘打っている以上、公正さに欠けるようでは「もうこんな大会に出ない」という高校生が現れても不思議ではない。連続して優勝者を出し、多分今年も自信を持って出場したであろう向陽高校の生徒と指導者には「お気の毒」としか言いようがない。一度お会いして慰めの言葉でもかけてあげたい気持ちでいっぱいだ。
奥野 三好 京都市、元京都新聞記者、70才

ん~。
この記事を読んだかぎりでは出場した生徒さんも気持ちが収まらないのでは?っと感じてしまいました。
この二人、昨年の大会の記事は優勝・準優勝したと顔写真で出ていて、高校一年生でよく頑張っているなって印象が残っていたんです。
全国大会という大舞台でのこの結果。
やっぱり審査する側の説明責任はあるんじゃないかなぁ。
みなさんはどう思いますか?
論壇
向陽高 進歩した中国語 聴衆から歓声どよめき
今年も十三日に、京都外国語大学で開かれた「全国高校生中国語スピーチコンテスト」の会場に足を運んだ。
私は数年前から中国語を習っていることや、たまたま旅行先で知り合った同大学中国語関係教授の学生たちの研究発表会を時々聞きに行くようになって、この大学とのご縁ができた。それがきっかけでこのコンテストを知り、三年前から毎年会場に足を運んでいる。
昨年までの大会で私が注目したのは、沖縄・向陽高校生の見事なスピーチぶりだった。聞くところによると、同校は沖縄県で唯一の中国語コースを持つ高校とのこと。毎年、この大会で優勝者を出していて、今年も昨年優勝した生徒と準優勝の生徒が出場すると聞き、一年間でどれだけ成長したかを楽しみに、期待して出かけた。
後半に近い順番で続いて登場した二生徒は、私の期待を越える進歩ぶりで、聴衆を魅了し、スピーチが終わると会場からは「オー!」という歓声とどよめきがわき上がった。私はその時、二人はどちらが優勝してもおかしくないと確信した。
全員のスピーチが終わって、休憩時間になると、二人は各学校の引率者や聴衆らに囲まれ、記念写真に収まる人気ぶり。
ところが、審査の結果はまさかの五位と六位。これには会場のあちこちからため息がもれ、私もこの結果に驚くやら落胆するやらでしばらく頭の中は真っ白。冷静に考えてみても、昨年より格段に成長している生徒を実力どおりに評価しなかったのは、何かの意図があるのではないか、と推測せざるをえない。
審査講評で初級には多くの時間を割いたが、その上の中級の講評は「みなさ上手でした」で済ましたのも合点がいかない。もっと専門的な指摘などあってしかるべきだと思ったのは私だけではあるまい。
審査基準が分かりにくいことも問題で、指導者もこれでは戸惑うばかりではないだろうか。もし、今年から審査基準が大幅に変わったのならば、前もって各高校に知らせるべきだろう。
一外国語大学の主催行事とはいえ「全国」と銘打っている以上、公正さに欠けるようでは「もうこんな大会に出ない」という高校生が現れても不思議ではない。連続して優勝者を出し、多分今年も自信を持って出場したであろう向陽高校の生徒と指導者には「お気の毒」としか言いようがない。一度お会いして慰めの言葉でもかけてあげたい気持ちでいっぱいだ。
奥野 三好 京都市、元京都新聞記者、70才

ん~。
この記事を読んだかぎりでは出場した生徒さんも気持ちが収まらないのでは?っと感じてしまいました。
この二人、昨年の大会の記事は優勝・準優勝したと顔写真で出ていて、高校一年生でよく頑張っているなって印象が残っていたんです。
全国大会という大舞台でのこの結果。
やっぱり審査する側の説明責任はあるんじゃないかなぁ。
みなさんはどう思いますか?
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Posted by くらこ at 00:54│Comments(2)
この記事へのコメント
私もその記事読みました。
感想は全くの反対で大会の結果に専門家ではない一個人が物申すのはいかがかと。
しかも、それを掲載した沖縄タイムス社もどんなものかと。何故なら、いろいろ調べたところ、県内においても今回、全国1位になった浦添商業の生徒が上位だったとか。
県内、全国ともに成績が明らかであるから仕方ないのでは。結果を真摯に受け止めて、次回頑張ってやるしかない。です。
感想は全くの反対で大会の結果に専門家ではない一個人が物申すのはいかがかと。
しかも、それを掲載した沖縄タイムス社もどんなものかと。何故なら、いろいろ調べたところ、県内においても今回、全国1位になった浦添商業の生徒が上位だったとか。
県内、全国ともに成績が明らかであるから仕方ないのでは。結果を真摯に受け止めて、次回頑張ってやるしかない。です。
Posted by 一読者 at 2008年12月22日 22:51
返事が遅くなってごめんなさい。
貴重なご意見ありがとうございます。
私も直接この大会を見に行った事はないのですが、記事を見る限り沖縄のレベルは全国に引けを取らない所まできているみたいですね。
結果はともあれ、これからも多くの生徒が切磋琢磨して互いの実力を高めていってもらいたいですね。
金のたまごたちの成長を影ながら応援していきたいです!
貴重なご意見ありがとうございます。
私も直接この大会を見に行った事はないのですが、記事を見る限り沖縄のレベルは全国に引けを取らない所まできているみたいですね。
結果はともあれ、これからも多くの生徒が切磋琢磨して互いの実力を高めていってもらいたいですね。
金のたまごたちの成長を影ながら応援していきたいです!
Posted by くらこ
at 2008年12月26日 00:18
